香港 2日目。
今日は雨もあがり、寒さも少しゆるぎました。
今日の予定はバスに乗っての市内観光。昨晩、現地のガイドさんと連絡をとると、朝7:20にホテルのロビー集合。やけに早いなと思ったら、最初に朝粥を食べに行くとのこと。それを知っていながら、うちの家族はホテルの朝食(バイキング)を食べてしまいました。
朝粥はあわび入りとのことなので期待したのですが、まるまる入っていると思いきや大きな鍋にあわびの細切りが入っていて、よそってもらった時に自分の茶碗にあわびが入っているとはかぎらないのです。ちなみに私の茶碗にはあわびらしきものが入っていました。
朝食はこれで終わりかと思ったら、後からシュウマイやら、春巻きやら、肉饅頭やら5品位でてきて、我が家はここで初めてホテルの朝食を食べてきたのは失敗だったと気づかされました。でも私だけ2回目の朝食も完食。それにしても香港の人は朝からこんなにも食べているのでしょうか?
次に向かった所は香港島はアバディーンの水上レストラン。また食べるのかと思ったら、水上生活者の方々の見学でした。同じ港内には貧しそうな船の家と超高価なクルーザーが同居しており格差を感じました。香港には大金持ちがたくさんいるんでしょうね。
そんな大金持ちがたくさん住んでいそうなところがレパルス・ベイ。ビーチの近くに立つ変わったデザインのマンションは風水を基にに建てられており、真ん中にある丸い穴はお金を意味し、海からお金が入って来て逃げないように反対側は塞がれているそうです。このビーチからはジャッキー・チェインの家も見えました。
ここから近いスタンレー・マーケットには狭い道の両側に衣類や雑貨を売る店が所狭しと並んでいます。日本でいえばアメ横のようなところでしょうか。娘たちはブレスレットを物色していましたが結局買わなかったようです。
ここでもまた風水が登場します。色紙に色鮮やかな鳥、花、蝶、龍などの絵で名前などの文字を描く”花文字”というものです。描いてもらいたい文字を紙に書いて渡すと15分くらいで完成します。全て手書きです。それぞれの絵には鳥=幸福、花=可愛さ、蝶=美などの意味があり、その人に足りないものをこの絵で補っているとのこと。開運効果があるというのですが、親達はいまさら開運してもしょうがないので2人の娘の名前を描いてもらいました。額に入って一枚約1500円です。
再び九龍に戻り、食事の後は九龍塞城跡の公園へ。小さな頃、テレビや映画で九龍は犯罪の巣窟で恐ろしい所だというイメージを植え付けられましたが、それがここだったんです。香港が中国に返還される前、ここは香港政庁の管轄外で、なんでもありの無法地帯だったそうです。今はビルも解体され公園となっていますが、その頃のビルが林立するスラム街の写真が公園内に展示してありました。
九龍塞城を後にして、香港では超有名なお寺”黄大仙廟”へ。このお寺は道教寺院で病気治療に良く効く、占いが良くあたる、ギャンブルに勝てるというご利益があるそうで、観光客だけでなく香港の人達も大勢訪れて線香を持って真剣に祈っています。香港の老若男女は日本人より信心深いようで、ひざまづいて祈っていました。ここでは漠然と”幸福になりますように”と祈るのではなく、具体的に”今日の競馬の何レースが当たりますように”というように祈るのだそうです。マカオに行く前に寄るべきでした。線香を売るおばちゃんがいると聞いたのですが、見当たりませんでした。線香はタダで3本もらえましたがもらった線香ではご利益がないのかもしれません。
一通りの観光が終わると、ツアーに付きものの行きたくない宝石屋さんとシルクショップへの御案内。ここで時間をつぶすのが一番の苦痛です。
バスに戻ると今度はガイドが香港のお土産の紹介。彼は工場から直接仕入れることが出来るので安くお分けしますと言って、マンゴープリンを1000円、便秘に効くという黒茶(おそらく10年物のプーアル茶)4000円、しみ、そばかすがよく取れるという黒真珠と高麗人参の粉が入ったクリーム日本販売価格10000円を4000円(3個で10000円)を販売し始めました。女性はこういう物には弱いですね。我が家の女たちもガイドの話を鵜呑みにして、買いたいというのです。そんなに効果があるのなら女性誌で話題になっているはずです。
昨晩夕食を共にした香港の友人がシンガポールでマンゴープリンをお土産にたくさん買っていた話を例に出して、香港においしいマンゴープリンがあるなら買う訳がないだろう、他の品もあやしいと説得しても、1個だけ買いたいと言うのでクリームを注文しました。他のお客さんで2万円近く買っていた人もいました。
この話、香港3日目に落ちがありますのでお楽しみに!
今日のバスツアーは昨日のマカオツアーよりは落ち着いた旅でした。
香港2日目夜の部に続く。
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