「もしドラ」
岩崎夏海さんの青春小説?(帯にはそうかいてあります)
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
という長いタイトルを略して通称「もしドラ」と呼ばれているようです。
本屋さんに行くとピーター・ドラッカーの「マネジメント」と一緒に並んで平積みしてありました。
数ヶ月前からこの本が売れているらしいのです。
内容は高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの「マネジメント」を教本に高校野球部を運営し甲子園を目指すというものです。
ドラッカーというと経営学というイメージが強く、経営者が読めばいいんだという位にか思ってなく、敷居の高いものでしたが、この本を読むと様々な組織に応用できるということがわかります。
ドラッカーの「マネジメント」を読んでも具体的に自分の組織にどう応用していいのか解からない、というような方が読むと参考になるでしょう。反対に「マネジメント」を良く理解している人には子供だましに思えるかのも知れません。
小説という観点から読むと決して秀作とは思えないのですが、「マネジメント」の入門書としてはとっつきやすく、ストーリーとしても面白いので眠くならずに楽しんで読めるでしょう。
ただし、この表紙、電車の中で読むには誤解を受けそうなので、カバーをかけた方がよさそうですね。私の場合、本を購入する時に女房に訝しがられ一生懸命説明しました。
「ルーキーズ」よりも面白いのでテレビドラマ化したらどうでしょう?作者によると主人公の”みなみ”と”夕紀”、”文乃”はそれぞれAKB48の峯岸みなみ、大島優子、高橋みなみがモデルだそうです。私はAKB48のメンバーの区別ができませんが、そのままキャストに使えば視聴者は管理職のおじさんからAKBファンまでの幅広い層になりヒットするかも知れませんね。
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