小松左京さん死去
SF作家の小松左京さんが亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。
小松左京さんといえば代表作は「日本沈没」ですね。
この作品は2回も映画化されていますから。
私はSFが好きで、学生時代に電車の中で小松さんの作品をよく読みました。
30年程前の時点で、発売されている小松さんの文庫本は全て買ったはずです。
でも、熱しやすく冷めやすい私、その後あまり読んでいなかったので、谷甲州さんと共著で「日本沈没 第2部」なるものがあったことを今日知りました。
第3部も構想があったようですが、もうお蔵入りでしょうか。
小松さんは「日本沈没」や「復活の日」のようなシリアスなSFも書かれましたが、筒井康隆さんに代表されるようなドタバタSFも書ける作家でした。例えば「日本売ります」など。
その筒井康隆さんは「日本沈没」のパロディー作品として「日本以外全部沈没」なんて物も書いていたのを思い出します。これも映画化されています。
2006年に草彅 剛主演でリメイクされた映画「日本沈没」が公開された際に、実家から文庫本を探して読み直してみました。
東日本大震災や火山の噴火が多くなった昨今、この作品がかなりリアルに感じられます。
日本SF御三家とよばれた、すでに亡くなられた星新一さん、そして小松左京さんが亡くなられ、筒井康隆さんが残るのみとなってしまいました。
そういえば私の好きな半村良さんも亡くなられてたんだ。
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コメント
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とりちゃん (p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪
「日本沈没」読みました。
映画は苦手なので見ていませんが、本は何回か読み直した記憶が・・・
今年の地震や余震はこの本を思い出させてくれました。
SFはあまり好きではありませんが、なぜかこの本は読んだのですね。
投稿: kazu | 2011年7月29日 (金) 09時46分
kazuさん
日本沈没は日本人にとってはSFというよりは、ありえるかも知れないという緊迫感が感じられますよね。人間ドラマとしても面白い内容です。
投稿: とりちゃん | 2011年8月 4日 (木) 09時00分