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2013年11月13日 (水)

藤野可織「おはなしして子ちゃん」読了

「爪と目」で2013年の芥川賞を受賞された藤野可織さんの受賞後1作目の作品
タイトルの「おはなしして子ちゃん」を含み短編10作からなる作品です。

「爪と目」は読んでいないのですが、アマゾンのレビューをみると皆さんの酷評が多いので、本やさんでどうかなと思いながら最初の方を読んでみると、芥川賞作家とは思えないけれども引き込まれる面白さがあり買ってみました。

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全編ともホラー、SFというよりも、”世にも不思議な物語”の小説版のような印象です。
「逃げろ」、や「ホームパーティーはこれから」なんては筒井康隆のドタバタSFに似た作品ですが、全体的には筒井作品よりもリアルな残酷さがあります。
「爪と目」でも残酷さがあるようなので作者はSなのでしょうか。

芥川賞作家だ、純文学だって拘るよりも物語として不思議で面白い作品です。
お薦めです。


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コメント

とりちゃん (*'σ∀`)p[☆。・:+*こんばんゎ*:+:・゚☆]
読んでみよう本の中に入れておきます。
今、徳川家康、竜馬がゆく、軍師の門というそれぞれ長編を読破中。
読みたい本がたまる一方です(^^ゞ

kazuさん
「竜馬がゆく」って全巻8冊ですよね。
読み応えがありますね。
私は途中でくじけるでしょう。

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