石井睦美「愛しい人にさよならを言う」読了
石井睦美さんの作品「愛しい人にさよならを言う」です。
私の好んで読むカテゴリーではありませんが、彼女のファンとしては絵本以外の作品は良くても悪くてもとりあえず買うわけです。
今回の作品は彼女の娘さんも今までで一番良いと言っているようですが私も同感です。
シングルマザーに育てられた”いつか”が回りの人たちの愛情によって成長してゆく様子が
”いつか”の回想という形で綴られてゆきます。
その過程で切ない別れや出会いがあるのですが、このあたりは前著 四方田犬彦さんとの共著「再会と別離」もヒントになっているのかも知れません。
全体として童話作家らしくほんわかとしたストーリーとなっていますが最後は賛否両論。
私は”いつか”の母 槇が言った「たいがいの人はいいひとよ」という言葉が印象に残りました。
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コメント
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とりちゃん ((ヾ(*ゝ∀・*)ノ☆゜+.⊇ωレニちゎ゜+.☆
私は読んだことの無い作家の方ですね。
偏った傾向にあるので出来るだけ違う作家の方の作品を
読んでみようと思うのですが、なかなか冒険ができずにいます。
どこかで脱皮しないと・・
投稿: kazu | 2014年2月11日 (火) 14時57分
kazuさん
この著者は私の幼なじみなんですよ。
童話作家で小学校の国語の教科書にも作品が採用されているようです。
最近小説も書いているんです。
この名前どこかで見かけたら読んでみて下さい。
投稿: とりちゃん | 2014年2月12日 (水) 16時42分