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2016年12月

2016年12月20日 (火)

村田沙耶香著「コンビニ人間」読了

次の芥川賞の候補がノミネートされた今頃になって「コンビニ人間」を読み終わりました。
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ページ数も少なく読もうと思えば1~2時間で読み終えてしまうのですが、この本を買った時に私は別の本を読んでおり、先に妻が読みたいと言って読み始めたのはいいのですがちっとも読み終わらず、結局私が横取して先に読了しました。

芥川賞受賞からだいぶ経ってしまったので、作品を読む前に作者のプロフィール情報などが沢山入ってきてしまいました。
作者自身が週3回コンビニでバイトをしていたり、作家仲間から「クレージー沙耶香」とよばれていたり、ラジオやテレビのインタビューの内容などで、自分の中で「コンビニ人間」の主人公はどんな異常な人間なんだろうと想像が膨らんでしまいました。

さて、本を手に取ってみると比較的薄く、芥川賞らしくない文章で分かりやすい内容でした。
主人公の古倉恵子は想像していたよりは異常ではなく、普通よりも喜怒哀楽が無くて、考えがちょっと短絡的程度。
普通の人間社会で生きてゆくためのマニュアルが必要で、まさにコンビニ的マニュアルが無いと変人扱いさてれしまうというような人物。
私が想像していたより異常では無いと感じたのは、自分が主人公に似て喜怒哀楽が少ないからなのでしょうか?
作品の中で主人公が怒りを感じたことが無いということが描いてありましたが、そういえば自分も今まで怒りを表面に出しすほど怒ったことが数える程しか無く、家族、親族が亡くなっても泣いたことが無く、嬉しいことがあっても嬉しさをうまく表現できなく、嬉しくないの?と言われたこともたびたび。
主人公とちょっと似ていて共感を覚えました。
コンビニ店員である主人公から見た他の店員とお客の、”あるある”という鋭い描写が面白いです。

作者の他の作品も異常な世界が描かれているようなので読んでみたいですね。

2016年12月 6日 (火)

湘南国際マラソン2016

12月4日(日)第11回湘南国際マラソンの10㎞に参加しました。
10㎞の参加者は約4000人(フルマラソンは約19000人)
昨年はコース内での自殺者のため中断されてしまったので今回は優先エントリーでした。
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12月の割りには天候も穏やかで走るには少し暑いかなと思う気温、復路では松林の日陰を選んで走っていました。

たかが10㎞ではありますが、9月のシドニーマラソンで痛めた右ふくらはぎの肉離れを治すために、しばらく練習ができず、もう大丈夫かなと思ったら風邪をひいて、まだ咳が出るので練習不足。
そんな状態なので今回はファンランでなんて思って参加しました。

スタートのセレモニーで、今年の24時間マラソンを走った笑点メンバーの林家たい平さんが10㎞に参加することを知りました。
はるな愛さんの合図でスタート。
たい平さんは先頭からスタートしたものと思っていた私は、少なくともたい平さんには追いつくだろうと思い走っていましたが、ちっともそれらしき人に追いつきません。
折り返し辺りからファンランのつもりが、たい平さんに追いつこうと意地になって走っている自分がいました。
でも練習不足の私としては西湘バイパスの入口の坂がきつく、後ろからの人達に抜かれることが多くなり結局は58分台でゴール。たい平さんの姿さえ見えず。
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今年は給水所に「どら焼き」や「ハーバー」、「しらす」などの名産品が多数置いてありましたが、ファンランとは言え少なくとも1時間以内にゴールをしたかったので、これらを味わう余裕がありませんでした。

ゴール後、更衣テントで着替えていると実況のアナウンスで、林家たい平さんのゴールが伝えられていました。
おそらく、たい平さんは自分のタイムに合わせたグループ位置で合流しスタートされたんですね。
うーん、私は幻のたい平さんを追いかけていたことになります。

ボランティアスタッフの皆さん、今年もありがとうございました。
そして沿道で見知らぬ人へも応援して下さった方もありがとうございました。
特に大きな旗を振りながら大声で「苦しいのは気のせいだ!」と連呼してくれた女性、思わず吹き出しそうになりながらも元気が出ました。ありがとう!

今年の大会出場はこれが最後です。
来年は今年のリベンジが沢山有り過ぎて困っています。

余談となりますが、笑いながら走ると苦しさが減少する気がするのは私だけでしょうか?
最近練習でも苦しくなるとニタニタしながら走っているので変な奴と思われているかも知れません。

もうひとつ余談ですが、帰りに妻に迎えに来てもらおうと携帯を手にすると、電池残量がほとんど無く、パスワードを入れた瞬間にブラックアウト。
何年か前の時にも同じことがあり、近くのコンビニに公衆電話があるかと行ってみたら無いので、店内で充電器を買おうと思ったら全て売り切れ、仕方が無く公衆電話を探しながら歩いていると近くの公園に公衆電話があり助かりました。

今回もその公園に行きましたが、公衆電話が撤去されていました。
その先のコンビニで充電器を買おうと思いましたが、私のiPHON4S用なんてものは既に売っていないんです。
で、もっと先の運動公園入口に電話ボックスを発見し、中に入ると蜘蛛の巣が張っている状態でしたが使用が出来ました。
こんな時、公衆電話を探すアプリがあればと思いましたが、電池が切れては駄目ですね。
やっぱりコンビニに公衆電話は必要だ~!

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